全日本ロードレース選手権は1967年にスタートした国内二輪ロードレースの最高峰。世界選手権が世界のトップライダーたちのレースであるのに対し、全日本は日本最高のライダーを決める大会であり、ここから多くのライダーが世界に進出している。現在はJSB1000、GP250、GP125、ST600、GP-MONOの5クラスが設定されているが、トップクラスであるJSB1000は、750cc、500cc、スーパーバイクと、時代とともに変遷を続け2003年に現在のクラスになった。マシンは、公道走行が可能な4ストローク600~1000cc(2気筒以上)の市販車をレース仕様に改造して使用する。このため、参戦マシンのほとんどが国内4メーカーの1000ccモデルである。市販車といっても、ストレートを時速280km近いスピードで駆け抜け、世界選手権にまったく引けをとらないエキサイティングなレースが展開される。 今年結成7年目を迎えるYSP Racing Team sponsored by PRESTO Corporationは、全日本ロードレース選手権・JSB1000に参戦するヤマハトップチーム。ヤマハスポーツバイクの専門販売店「YSP(ヤマハスポーツプラザ)」が運営母体となり、ヤマハ海外二輪製品の国内ディストリビューター、株式会社プレストコーポレーションのサポートを受けるチームである。ライダーは、チームに加入してから3年目を迎える中須賀克行。YZF-R1をベースに、レギュレーションに準じてモディファイを加えたマシンを使用する。
2007年に結成されたY'S GEAR Racingは、ヤマハ製品の純正オプショナルパーツをはじめ、レジャー、ビジネスなどの用品・パーツの開発、製造、販売を手掛ける株式会社Y'S GEARが運営母体となる。監督は国内GP500の3連覇をはじめ、世界選手権参戦、鈴鹿8耐優勝などの経歴を持つ平忠彦。ライダーは、昨年ST600で2度の優勝を果たしランキング3位となり、今シーズンステップアップを果たした佐藤裕児。マシンはYZF-R1で参戦する。